現在の地球環境においての最大の問題のひとつにこの「ごみ問題」が挙げられます。
現在、私たちの生活の中には、戦争やテロ、公害など大きな問題がたくさん存在します。

その中で私たちでも努力すれば少しでも改善できるものがないか考えてみたことはありますか。「ごみ問題」は地球規模で考えると大きな問題ではありますが、一人ひとりの心がけ次第で改善していく分かりやすい問題ということもできます。

ごみの焼却によって出る二酸化炭素やダイオキシンが体に与える影響が問題となっています。人間の「大量生産、大量消費」によって生み出された廃棄物は増え続けており、私たちの生活環境を常に圧迫しています。私達ができることにつて考えていきたいと思います。

なぜゴミは増えてしまったのですか？

ゴミが増えた原因として、まずは使い捨て商品がとても増えたことが大きいです。
例えばコンビニやスーパーなどで売っているパン、お菓子など食品はほとんどビニールやプラスチックの容器に入っています。これらを家に持ち帰り冷蔵庫に入れますが、料理をするときにはもう必要ないゴミになってしまいます。

また、ペーパータオルや紙おむつなども一度使ったらもう使えないためゴミとなってしまいます。生活雑貨や文房具などは100円均一のように安く帰るところも増え、一つ一つを大切にし、最後まで使い切ることなくゴミとして捨ててしまうこともある。

洋服などのファッションアイテムも流行が過ぎ、飽きてしまうとまだ着られるものでも捨てられてしまったりする。テレビやパソコンなども、デザインや機能が充実した新製品がどんどんと登場し、壊れていないのに買い替えをする人が多くいます。このように私たちの生活が便利になればなるほどゴミが増えていくのが現実です。

ゴミを減らし、生かすための「3R」

「3R」という言葉を一度は耳にしたことがある方も多いはずです。

・Reduce(リデュース)…無駄なゴミをできるだけ少すくなくすること
・Reuse(リユース)…一度使った物をごみにするのではなく何度も使つかうこと
・Recycle(リサイクル)…使い終わった物をもう一度資源に戻して製品を作ること

このような「3R」の働きは、日本や世界で徐々に広まりつつあります。
優先順位はリデュース、リユース、そしてリサイクル。
「3R」はゴミを減らすために、家庭や企業、そして行政が協力し、取り組んでいく必要があります。石油や金属などの資源には限りがあり、数年から数百年後にはなくなるといわれています。資源がなくなってしまうと、いろいろなものを作ったり動かしたりできなくなります。
また、ゴミが増え続けると、ゴミを燃やす場所や捨てる場所がなくなっていくなどの問題が生じます。もともと国土がせまい日本は最終処分場にする場所も決して多くはありません。

だからこそゴミを燃やすのではなく、3Rなどゴミを出さない取り組みが大切になります。

私達ができることは沢山あります！

例えば物を買う際に本当に必要なものかどうかを考える必要があります。
すぐにゴミになってしまうものを買わないように心がけましょう。少し値段が高くても長持ちするものを買うようにし、使い捨て商品やすぐに壊れてしまう物は極力買わないようにしましょう。

シャンプーや洗剤などは、詰め替えられるものを選んだり、紙皿や紙コップを使わず何度でも使える食器を使うようにしてくことでゴミを減らすことができます。

また、使わなくなったり使えなくなったりした物は、すぐに捨てずに、リサイクルすることも大切です。着なくなった服は、フリーマーケット売ったりや古着屋さん買取に持って行ったり、リメイクすることで新しい使い道があります。
他にも、ボロボロになっ捨ててしまう前のバスタオルやくつ下をぞうきんとして使ったりするなど、一人一人のちょっとした一工夫でゴミの量は着実に変わっていきます。

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